ロシアにある「飛び地:カリーニングラード州」について

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現在、ロシアで開催中のワールドカップ。

それを見てて気がついたんだけど、ロシアって、「飛び地」の国土があるんだよ。


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ん?? 飛び地??


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国土から分離された土地のこと。ほら、下の地図の赤い部分。



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「リトアニア」と「ポーランド」に囲まれているんだけど、ここ、「ロシア」なんだよ。


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へぇ、、、面白いね。


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「カリーニングラード州」といって、人口は、約100万人。

今回のワールドカップは、この州の「カリーニングラード・スタジアム」でも試合が行われたんだよ。


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でもさ、なんで離れた場所が「ロシア」の国土なの??


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元々は、1255年に「ケーニヒスベルク」という名称で、「ドイツ騎士団」が建設したらしい。

その後、「プロイセン公国」の東側の重要都市として発展してしていったようだ。


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ドイツ騎士団?? プロイセン公国??


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「ドイツ騎士団」は、キリスト教徒の布教、巡礼をする信者の護衛やサポートをするために設立された団体で、ドイツの諸侯が保護していたことから、こう呼ばれるようになったそうだ。

「プロイセン」とは、現在のドイツ北部、ポーランド辺りの地域の総称で、「プロイセン公国」は、そこに興った国家だよ。


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つまり、最初はロシアではなく、ドイツだったってことかな??


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その通り。

ちょっと歴史が進んで、第一次世界大戦後には「ドイツ」と「ポーランド」は現在と同じような領土関係になるんだけど、「ケーニヒスベルク」はドイツの「飛び地」の領土として残ってたわけ。



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あ、解った!! その後の第二次世界大戦でドイツが負けたんで、取られちゃうんだ。


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「ケーニヒスベルク」の「飛び地」の問題を解消しようとナチスの「ヒトラー」は色々と策略を巡らすんだけど、上手くいかずに、結局、ポーランドに侵攻しちゃう。これにより、第二次世界大戦が勃発したわけだ。


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あちゃぁ、、、この「飛び地」は、第二次世界大戦の呼び水だったんだね。


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他にも色々な要素が絡むんだけど、原因の一つには違いない。

で、戦争の結果、ドイツは敗戦国となってしまい、「ケーニヒスベルク」は、当時の「ソビエト連邦」に組み込まれることになるわけだ。

その時に「カリーニングラード」と名称を変更。住んでいたドイツ人は皆、追放されたそうだ。


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なるほど、それで今でも「ロシア」なんだ。


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もうちょっと説明すると、「ソビエト連邦」のままであれば「飛び地」ではなかったんだけど、「ソビエト連邦」は1990年代に崩壊。

構成国だった「リトアニア」、「ベラルーシ」、「ラトビア」、等が、相次いで独立しちゃって、その結果、「カリーニングラード」が「飛び地」に、、、


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なんか不遇な地域だね。


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そうなんだよ。

こんな感じの土地だから「ソビエト連邦」崩壊後は、ロシアからも見捨てられた地域みたいな感じになっちゃって、経済は停滞、治安は悪化し、麻薬を始め、様々な犯罪の拠点地となっていってさ。

隣国の「ポーランド」や「リトアニア」にとっても、迷惑な地域となっていたみたい。


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よくそんな場所で、今回ワールドカップを開催したね。


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それがさ、「ウラジーミル・プーチン」大統領の奥さんが「カリーニングラード」出身で、それが契機となって2000年頃からテコ入れが始まり、現在では、これまでの問題も改善され大きく発展している地域となっててさ。


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「大統領の奥さんの出身地」だからって、、、そんな理由で、、、


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きっと「ロシア」も、なんとかしないといけないと思ってて、「大統領の奥さんの出身地」となれば注目されるだろうから、後付けで理由づけしたんじゃないの??


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うーん、「飛び地」だと、移動する時に他の国を通る必要があるんだよね。

そうなると、陸続きで移動するときは、国境を通る必要があるから、他国への入出国の手続きが面倒な気がするよ。


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確かにその問題はあるかもね。


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でも、国の「飛び地」って面白いよね。他にもあるのかな??


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ほら、ニュースでよく聞く「パレスチナ」の「ガザ地区」、あそこも飛び地だよ。

下の地図の赤い部分が「ガザ地区」だよ。



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今度は、ここが「飛び地」になっている理由が知りたいな。


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